「結婚」しただけでは、「夫婦」になれないのです。
先日離婚を決めた女性タレントさんが、
「夫婦になったけど家族になれなかった」
というコメントをしていました。
夫婦になること
家族になること
実はとっても深い言葉です。
では、男女はどうやって夫婦になるんでしょう?
改めて考えてみました。
「結婚」という言葉を辞書で引くと、
「夫婦になること」
と書いてあります。
じゃ、
男+女=結婚=夫婦
という図式は成り立つのでしょうか。
せっかくなので今度は
「夫婦」を辞書で引いてみました。
「婚姻関係にある男女の一組。夫と妻。」
要するに、婚姻届をだして、
一緒に暮らし始めたら、
自動的に結婚=夫婦、
夫婦に子供ができれば、
更に新しい形の家族ができます。
それは形式上ね。
本当に形式上、です。
誰でもできます。ここまでは。
でも、結婚してから数年のご夫婦は、
まだまだ「砂上の楼閣」の上に住んでいます。
ここはまだ「仮の土台」なんですよ。
大事な土台がめちゃくちゃもろいのです。
現在の日本の総離婚件数のうち、
4割弱が「結婚5年以内」の離婚です。
もろい砂上の楼閣なのに、
最初から堅牢なコンクリートと思って
どたどた歩き、
がんがん叩き、
乱暴に生活していたら、
当然崩れていくのと同じです。
(私も新婚時代に思い当るところが多々あります…)
離婚されるご夫婦を多く見てきて思うのですが、
短い結婚期間で離婚される方の場合は、
ここに気付いていないのではないかと
思うのです。
そして「こんなはずではなかった」と、
早いうちに、夫婦と言う土台を作る努力から
離脱する選択をしてしまうのです。
もったいない。
先日のタレントさんの離婚については、
本当のところは私もわかりませんし、
深掘りするつもりもありませんが、
もしかしたら、
「結婚したけど、本物の夫婦にはなれなかった」
という方がただしいかもしれません。
「本物の夫婦」
という土台の上に、
「本物の家族」
が出来上がるのですから。
離婚は全てがマイナス、ではありません。
次に続く自分の人生がプラスになるために
どうせなら
いい離婚をしてほしいと思います。
だからこそ、せっかく結婚した二人には、
結婚してから「本物の夫婦」になる努力を
二人で楽しんで行ってほしいと思います。
二人がうまくいかなかったとして、
最終的に離婚することがあったとしても、
その離婚は夫婦と言う人間関係からの離脱
というマイナスイメージではなく、
新しい場所へ巣立っていく、
ということになるのではないかと感じています。
ではもろい土台は
どうやって強固に形作っていけばいいのでしょう。
そのあたりは、
「ふうふあるある」のコラムで
楽しく紹介していきますのでお楽しみに!