マリッジノートとは


About Marriage Note

大好きな人と一緒にずっと幸せな生活を送りたい。
誰もがそう思って結婚を決めます。
2人が一緒に幸せに歳を重ねていくためにぜひ活用して頂きたいツール、それが「マリッジノート」です。

結婚とは、それまでパラレルに送ってきた2人の人生を融合させて、1つの「新しい文化」を作ることだと思っています。
お互いの想い、育ってきた文化をすり合わせ、2人で新しい家族をデザインする。私達は、そのためのコミュニケーションツールとして、マリッジノートを作成しました。

ここに記載するのは、お2人の人生のこと。
どんな時に感動する?何が好き?そんな他愛もない内容から人生を変えた出来事まで、お互いの想いや大事にしていることを知った上で、これから2人で歩んでいく人生を一緒に作っていく、そんなイメージです。

マリッジノートは、書いたら終わり、というメモリアルノートではありません。
2人が結婚生活を続けていく中で、様々なターニングポイントが現れた時に、2人の間に置いて話し合いをするためのツールとして活用してほしいと思っています。
そのために、マリッジノートの後半は、お2人のコミュニケーションに活用できるようなページにしました。

夫婦それぞれの想いが悩みに代わる前に、話して、書いて、読んで、話して、書いて、読んで・・・そんな夫婦のコミュニケーションにつながるようなツールになってほしいと思います。

マリッジノートは、世界に一つだけしかない、2人だけのオリジナルノートです。
ぜひ、マリッジノートでお2人だけのコミュニケーションを楽しんでほしいと思います。



結婚を決めたお2人へ


To a couple who decided to get married

2人の「新しい文化」を作りましょう

結婚するまで、お2人は全く別々に生きてきました。
そんなお2人が、人生を共にすると決めた理由は何だったでしょうか。好きな人とずっと一緒にいたい。子供が欲しい。幸せな家庭を作りたい。色々な理由はあるものの、誰もがそんな前向きな想いを持って結婚します。

人は何のために結婚をするのでしょう。
その答えはもちろん一つではありませんが、自分を丸ごと受け入れてくれる相手がいつもそばにいる、それが結婚なのではないでしょうか。
自分を丸ごと承認してくれる人の存在は、自分に大きな力を与えてくれます。
独身のころは両親のいる家族がその役割をしていました。
結婚してその役割をするのは結婚で築く新しい家族です。
両親のいる実家の家族は、両親が作った家族であり、両親の作ったルールや文化で運営されています。そこには自分で作るルールはありません。
子供のころはそれに縛られることもありましたよね。
新しい家族では、自分たち二人の力で新しい文化を作っていけるのです。
それってとても面白いしワクワクすることだと思いませんか?

結婚で縛られるのではなく、結婚で解放されましょう。
2人で作る「自立した結婚」ではそれが可能です。
自分たち二人がここちよいと思える文化を2人で作っていけばいいのです。





コミュニケーションの基本は夫婦関係から

もし、この世の中にあなた一人しか存在しなかったとしたら、あなたは「今のままのあなた」でしょうか。
人間は、人との関係の中で出来上がっていきます。この世に他人と全く関わったことのない人は存在しません。誰もが誰かのおなかから生まれ、誰かに育てられ、声を、手をかけられて生きてきました。自分以外の存在と、どう向き合っていくか、どう距離を置けばいいか、そういうことは全て、他人との関係から学んでいます。

家庭で見る人間関係は、その後の人生の基礎となるものになります。
親子のコミュニケーションはもちろんのこと、子供が初めて触れる異性間のコミュニケーションのお手本は、まぎれもなく夫婦です。
夫婦がコミュニケーションをしていくことは、私達人間に与えられた最重要ミッションと言っても過言ではありません。
素敵な夫婦のコミュニケーションが、未来の日本を担う子供たちを作っているのです。


地図のないところにはたどり着けません

旅行に行くとき、ガイドブックや地図を見て、そこへの行き方や、楽しみ方を調べると思います。初めての場所では、ワクワクすると同時に、ほんの少しだけ不安を感じますよね。

人生も同じ。今とその先に繋がる未来を楽しむためには、どんな生活をしていきたいか、その楽しみ方を2人で一緒に考えることをしてみませんか。
自分がしたいと思っていることや、当然大事だろうと思っていることが、相手にとってはほとんど意味を持たないものであるときもあります。
そんな違いは、他人ですから当たり前。その違いを無理やり一緒にするのではなく、違いがあることを知り、その上で2人が作れる楽しみ方を見つける。
そんな地図を、2人で描いてみませんか。




新しい家族が増えるお2人へ


To couple to become mom and dad

「夫・妻」と「父・母」のバランス

「彼・彼女」が結婚してから「夫・妻」になった時、責任や義務が増える分、身も引き締まる思いと共に、新しい自分の「肩書」に少し気恥ずかしい気分になった方もいらっしゃると思います。結婚でお2人の関係性は少し変化したと思いますが、親になるとき、その関係性はさらに劇的な変化を遂げます。

今までは、「夫と妻」という二者間での関係性だったものが、「父と母」では必ずもう一人の人間、「子供」が介在します。結婚前も結婚後も、2人しかいなかったところに、もう一人、新しい登場人物が増えるわけです。

父と母である2人は、妻と夫、男と女であることは変わりません。
にもかかわらず、父と母は、妻と夫とを両立することがなかなか難しい。
絶対的に保護しなくてはならないわが子を前に、父と母であることを優先することはとても大事なこと。でも、2人には、「妻と夫、男と女」の顔も依然として必要なのです。
子供はいずれ、2人の元から新しい自分自身の世界へと飛び立っていきます。
子供を中心とした絆だけではなく、夫婦2人の間だけの絆も、育み続ける必要があるのです。
マリッジノートでは、そんな2人の絆を確認したり、見直したりすることができます。





コミュニケーションにはきっかけが必要

日々忙しい現代人。一緒に住んでいる妻や夫には、必要最低限の報告事項だけであとはなんとなく話す必要がない、なんてことはありませんか。
「言っても分からないだろう」
「言わなくても分かっているはず」
そんな思い込みをお互いが抱いていると、会話をしなくても平気な夫婦になってしまいます。

コミュニケーションは、時間も方法も自由です。
その本質は「相手も私も心地がいい」状態であること。
そのためには相手のいまを知り、理解する努力を続けること。
難しく聞こえるけど、毎日ちいさなきっかけを作って「私はあなたをちゃんと気にかけてるよ」と伝えるだけでいいんです。
コミュニケーションのきっかけが沢山ある夫婦は、相手と自分の間にある共通項を見つけることがとても上手なんですね。

マリッジノートはコミュニケーションのきっかけに最適。
ぜひ、2人の真ん中にマリッジノートを置いてみませんか?


新しい家族の設計図を作ろう

新しい家族が増えると、今まで想像もしていなかった世界が待っています。
小さな命は、思いがけない発見を私達に沢山与えてくれます。
その成長は、知らない世界へ私達を連れて行ってくれます。

と同時に、大人の生活が大きく変わります。
仕事やお付き合い、趣味や習い事、独身時代や新婚時代は普通にできたことができなくなることも多い。
パパとママになるのは本当に大変。
これを乗り越えるという課題は、夫婦に訪れる最大の試練かもしれません。
1人では不安で心細い。分からないことだらけ。でも、2人で一緒なら大丈夫。
どうぞ、お子さんの誕生をきっかけに、2人の絆をもっともっと強くする努力をお互いが続けてほしいと思います。

マリッジノートを使って、新しい家族の生活を改めてデザインしてみませんか?




結婚10年目のお2人へ


To husband and wife celebrating the 10th anniversary of marriage

2人の関係性を改めて見つめ直す機会にしよう

もう分かったつもりでいるかもしれないけれど、10年と言う節目を迎えたからこそ、ここで改めて、2人それぞれの今の想いをシェアしてみませんか?
結婚して10年、きっと色々なことがあったでしょう。
腹の立つこと、涙が出るような悔しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、楽しいこと。。。
それら全ての経験と感情が、今の2人を作っています。
2人が努力してきたからこそ、10年続いたのです。





次の「新しい10年」を設計しよう

10年、というのは区切りとしては短いわけではなく、かといって凄く長いわけでもない、人が変化を感じる単位としては、ちょうど良い期間ではないかと感じています。
時間を年単位で考えたとき、1年間を10回積み重ねた10年と言う時間は、人とのつながりや、自分の経験などを大きく変えている程、重みのあるものです。
今まで積み重ねた10年を想いながら、次の新しい10年を組み立ててみませんか?


今までの「ありがとう」、
これからの「よろしくね」

結婚生活での10年間。泣いたり笑ったり怒ったり、、、
沢山の感情が行き交って、時には嫌になったり許せない出来事もあったかもしれません。
そんな時間が積み重なって、10年後の今。
思い出すこと全てが素敵な思い出というわけではなくても、今ここに2人でいることに、お互いが感謝する時間は必要です。
「いままでありがとう」という気持ちと、「これからもよろしくね」という思いを、次の10年に向けてお互いがシェアできたら素敵だと思いませんか。




マリッジノートへの想い


My feeling for the “Marriage Notes”

― 私自身の体験から ―

世の中は女性が幸せになれば必ず幸せになる、私はそう信じています。
私自身、20代のころは海外での単身生活や営業マンとしての社会人生活を通じ、社会での自分のキャリアを伸ばすことで自己実現をしようとしていました。ところが、出産してみたら、自分の人生設計が180度も変わってしまいました。

子育ては喜びにあふれてはいましたが、反面、家族や地域から「母親役」であることを求められ、「個人としての私」の幸せが見えなくなった時期がありました。出口の見えない暗いトンネルの中にいると、人間はネガティブになりやすいもので、あんなに仲の良かった夫との関係も、谷底へ。家事のこまごまとしたことへの不満や、子育てへのかかわりへの不満、金銭面での価値観の違いや、私自身の仕事復帰や将来についての考え方など、どれをとっても、出産前、もっと言えば結婚前には思いもよらなかった沢山の相違が見えてきました。それらを一つ一つ乗り越えるためには、たくさんのコミュニケーションとたくさんの時間がかかりました。
現在の私達夫婦は、結婚する前よりもお互いのことが大好き、と言える程です。
でも、こうして私達夫婦の気持ちが通じ合い、お互いがお互いを尊重し合える関係になるためには、実に12年の時間が必要だったのです。

湯原玲奈

マリッジノートアドバイザー
マリッジデザイン株式会社 代表

湯原玲奈


― 「離婚相談」を通じて ―

残念なことに、こうした谷にはまり込むご夫婦は非常に多く、「こんなはずではなかった」という思いから、ついにはコミュニケーションを諦め、もしくは、最終的に離婚という選択肢を取る方が多いということは、行政書士として開業し、思いがけず離婚のご相談を多数お受けする中で感じました。
私の経営する行政書士事務所に訪れる夫婦のうち、離婚問題の9割以上は夫婦間のコミュニケーション不足が原因です。お互いの価値観の違いを認識し、お互いを尊重すること、そのために日々のコミュニケーションを深めること。自分自身の経験から、また行政書士として多数のご夫婦のお話を伺った経験からも、夫婦こそが社会の最小単位であり、夫婦の絆を強めることが社会を良くする一番の近道だと考えるようになりました。
そこで、夫婦間でお互いの価値観を見つめ直すきっかけとなるコミュニケーションツール「マリッジノート」作成を通して、生涯幸せな夫婦関係を築くために、「夫婦がコミュニケーションを深める」きっかけづくりを提供したいと考えるようになったのです。
夫婦になった二人は、間違いなく、「縁」があって結婚したのです。夫婦はもともとは他人です。その他人同志が出会って、一緒に生活し、一緒に歩んでいくためには、お互いの思いや目標を共有することが必要です。
幸せな人生を歩むために、結婚を決めたお二人、もしくは何らかの節目のときを迎えたご夫婦が、ご夫婦の関係をもう一度見つめなおしたい方と一緒に、ご夫婦二人の共通目標を探す「マリッジノート」作成をお手伝いしています。

沢山のご夫婦を支援してきて分かったことは、「争いの種の根本はどこも同じ」ということ。これらのポイントをお伝えしながら、いかに2人でよりよい関係を作るのかを一緒に深く考え、素敵なご夫婦になるお手伝いができるのが「マリッジノート」なのです。


マリッジノートを通じて実現してほしいこと


We wish you a happy marriage by creating a “Marriage Note”

― 話し合うきっかけとしての「楽しいツール」 ―

夫婦の間で 「今から会話してください、はい始め!」
なんて言われることはないかと思いますが、人とのコミュニケーションでは、話し合う「お題」を貰わないと話が進められないということがあります。

本当はそんなものがなくても会話が自然にできることが一番なのですが、日々時間に追われると、まず一番身近な人との会話から無くなっていくものです。
いつでも会えるから、いつでも話ができるから・・・身近な相手との間ほど、「言った気」になっていることが多いと思いませんか?
物理的な時間についてだけではなく、人は「知ってるはずだ」「分かってくれているはずだ」と身近な相手に対しては期待をしてしまうものです。
マリッジノートを真ん中に置いて、ぜひ、2人の会話のきっかけを作ってほしいと思います。


― 「未来設計図」としての役割 ―

未来は夫婦二人で作ります。結婚は、いわば夫婦二人の「株式会社」。
決まりを作るのも、目的を作るのも、2人でしかできません。
2人はどんな時に幸せを感じるのか、何を大事に生活していきたいのか・・・
そんな細かい日常生活のことから、2人が目指す将来の姿まで、一緒に話し合ってつくっていってほしいと思います。

― 「未来設計図」としての記憶 ―

マリッジノートは、結婚前や記念日に作ったら終わり、というメモリアルノートではありません。
2人はこれからも、マリッジノートを中心に、一緒に歴史を刻んで行きます。
気になることができたら話し合う。
新しく加わった出来事があったら話し合う。
そしてもちろん、1年に1回は記念日にページを増やしていきましょう。
いつの間にか、マリッジノートはお2人の貴重な軌跡を刻んだ「歴史書」になるのです。